新型コロナ休校中、アメリカの子供たちは何してるか紹介!オンライン教育60年以上の歴史。切り替えが超早いです。

Learning

みなさんこんにちは!学校の休校が長引く中、みなさんはお子さんと一緒にどんな毎日を過ごしていますか?

 

オンライン学習がなくて、各個人で塾に行ってるよ!という友人たちの話を聞いてちょっと心配になってるんですよね。

 

 

塾に行かない子供たちの教育ってどうなるの!?周りの親が塾通いさせてるけど我が子は行ってない…ってなるとヤバイ、、遅れちゃうって焦りますよね。

 

新型コロナ休校中、アメリカではオンライン学習が行われています。

 

今日は

アメリカのオンライン教育ってどんな感じなの?

時間帯は?何をするの?

先生たちは休んでるの?何してるの?

 

なんていう疑問に答えるため、Miaが休校になってからずっとやっているオンライン学習の具体例を紹介したいと思います。

3月は卒業式じゃないアメリカの学校

みなさんご存知のようにアメリカは4月が新学期じゃありません。

 

「9月でしょ」

 

 

というのもちょっと違っていて、実は州によっても学区によってもバラバラ。多いのは8月と9月で、7月からなんてとこもあります。

 

Miaは現在6歳で、幼稚園児です。日本なら1年生ですよね。Miaの通う公立の幼稚園兼小学校は8月の第一週目くらいから始まるんですが、8月31日までに6歳になってないと小学校にはまだ上がれないから、9月生まれのMiaは幼稚園なんです。始めはほぼ6歳なんだし、1年生にするか選ばせてよ~…って思ってたんですけど、今となってはこれで良かったと思います。(1年遅れでついていけないより、お姉さんになる方がいいかなって)

 

そんなMiaの学校では、3月2週目が春休みでした。本来は1週間だけの春休み。

 

ところが、ちょうど春休みに入るころからアメリカでの新型コロナ感染が広がり始め、その勢いは増す一方だったため予想通り休校が1週間延長に。

 

 

始めは1週間だけの延長でした。やっぱり学校を休校にするのは大変なことなんですよね。いろいろな手続きや変更、問題が出てくるんじゃないかと思います。

 

 

 

その時期から世界中で感染が爆発していくのですが、「1週間の休校は延長だろうな…」

 

と思っているとやっぱり先生から連絡が。「あと2週間延長します」

 

 

この休校に関しては、州知事の判断と学区の判断で時期などが決まるので、連絡も学区単位でメールでくる、という感じです。ジワジワ長引いた休校は結果的に

 

「残念なお知らせですが、今年の終わりをみんなで迎えることは難しくなりました。学校は夏休みまでずっと休校になります」

 

となってしまいました。これは本当に残念ですが仕方ありません。

 

 

アメリカのオンライン教育の歴史

今回のオンライン教育に関しては、アメリカの対応はすごく早かったです。

 

そもそもアメリカのオンライン教育の概念は19世紀半ばに始まったそうで、当時は「郵便」でやり取りするスタイルでした。

 

 

それが1953年に、KUHTというTV局で最初のTV大学が始まったことで、オンライン授業の歴史が始まりました。この曲では毎週13〜5時間の教育資料を夕方に流していたとのこと。

 

 

それから1989年、フェニックス大学がオンラインの大学機関を立ち上げると1999年、完全なオンライン大学であるJones International Universityが開校。オンラインの学習管理システム「Blackboard Learning System」では40万人のインストラクターが55か国の600万人以上の学生に15万のオンラインコースを教えています

 

 

現在は4人に1人の大学生が少なくとも1つのオンラインクラスに登録していると言われています。

 

こんな歴史があるため、オンライン教育っていうのはアメリカでは既にライフスタイルの一部となっているんですね。

 

春休みが延長と決まった瞬間から、すぐにオンライン学習連絡があったことも納得です。

 

オンライン学習の教科内容(幼稚園~小学校の例)

Miaはキンダー(幼稚園)のため、今回紹介するのはキンダーの学習内容です。でも実際にMiaは6歳なので小学校1年のレベルと思って頂いて良いかと思います^^。(もちろんまだ5歳のクラスメイトもいます)

 

 

教科はこれだけあります。(日替わり)

 

・Reading / Writing
・Math
・Science
・Social Studies
・P.E.
・Music
・Art
・Counselor(稀)
太字の部分が毎日ある課題で、Scienceはあったりなかったり、MusicとArtは交互にある、という感じで、毎日5~6教科の課題が出ます。

パソコンやインターネットのアクセスのない家庭はどうするの?

インターネット接続してない!という場合

オンライン教育で一番のネックが「子供が使う用のデバイスがない」「インターネット接続してない」ということではないでしょうか。

 

今の時代、ネットにはスマホでもアクセスできる、とはいえ、さすがにスマホでオンライン学習は厳しい…。

 

しかもアメリカはインターネットが高いんです。(数社がほぼ市場独占状態なんですよね…)

なので、ネット接続していない、という家庭もあります。

 

 

ちなみに私が支払っているインターネットの金額は約60ドルで、これに税金や手数料がかかって約75ドル。(internet1000という高速インターネットですが前回のinternet100と速さの違いは感じてません)

 

 

インターネット回線は、公共施設や飲食店などで使えたりしますが、休校中はロックダウンとstay at home orderで利用できません。

 

 

また、Wifiが利用できる場所を探すのも大変。ということで、

 

 

学区内のいくつかの学校のパーキング内で「無料Wifi」が提供されています。

 

 

車の中での学習にはなりますが、それでもアクセスできるのでネット契約していない家庭でも学習ができます。ロックダウン解除になれば図書館などにも行けますね。(うちの近所の公園の休憩所でもWifiが利用できます)

 

 

使えるデバイスがない!兄弟姉妹が多いから足りない!と言う場合

 

ネット接続はしてるけど、パソコンやiPadなどのデバイスが足りない!という家庭は多いです。

 

 

アメリカは兄弟姉妹が多い家庭が多いです。そうでなくても、両親が仕事で使う分はあるけど、子供が使えるのはiPad1台しかない、という家庭が普通ですよね。

 

 

オンライン学習が教科別に正式に始まったのは春休み延長2週間目からでした。始めの1週間は、学区内の誰でもアクセスできる学習サイトの連絡とフェイスブックでの補助的な内容。

 

 

で、この1週間の間に、先生たちがオンラインミーティングを重ね、教科の準備をしてくれたり、市と連携してデバイスの貸し出し手配をしてくれました。

 

 

ボランティアや各団体の協力が素早かったので、3万台近いchromebookが1週間の間に貸し出しされました。

 

さすがにこの速さでこの数のクロームブックを貸し出ししたのはびっくりしました。

 

よくそんな数が短期間に揃ったな~、というのと2週目からすぐに「全員が一斉に」オンライン授業開始できるようにと、貸出日は2日間のみ、車で学校の玄関を通過し、先生たちボランティアがトランクにクロームブックを入れてくれるという形でした。

 

 

今回は緊急事態だったので、こんな感じで各ボランティアが素早く対応してくれた形でしたが、オンライン授業はこうやってあっという間に、全家庭で一斉に始められる準備が整ったのでした。

 

 

いつ、どのタイミングでどうやってやるの?

さて、準備は整ったけど、どーやって授業進めるのかな~??なんて不思議に思ってました。

 

始めは戸惑ってましたが、すぐに慣れて今は順調に課題をこなしてます。

 

 

いつやるのか…の答えは「いつでもOK」です。

 

 

基本的にその日の課題はその日中にやればOK。もしも家庭の都合でその日できなくても翌日、または週末までに提出すればOK。(幼稚園はともかく、小学生になれば成績がつくのでこの提出内容は査定の対象にもなります)

 

 

具体的にMiaの例で紹介しますね~^^

 

 

まずは先生から週末に、翌週のスケジュールがメール配信されます。そこに教科別の課題が書いてあるんですが、詳細なスケジュールは毎朝メールとアプリ上にアップされます。提出用の課題の一部も毎朝アプリ上にアップ。

 

 

起床:7時

授業開始:8時

ランチ:1時

課題終わり:午前中もしくは2時くらい

 

 

 

起床はだんだん遅くなって8時近い…(汗)なんてこともあったので、これじゃだめだ!と7時に決めて起きています。(これでも通常より30分遅いですけど…汗)

 

 

 

我が家はMiaと私(家で働く)のみなのでかなりスムーズですが、休校中も外で働く親の家庭、兄弟が多い家庭、なんかは本当に大変なんじゃないかと思います。

 

 

でも「課題があるから一日のスケジュールを規則的にこなしやすい」ですね。

もしも何にもやることがなかったら

 

好きな時に起きればOK

好きな時間に寝ればOK

好きなことしてればOK

ってなっちゃうので、親はそれはそれは大変ですよ~!汗。  一日中怒ってるか、逆に完全放置になっちゃったりして学習で遅れを取るなんてなりかねないかも…。

 

 

先生はどんな活動をしているの?

オンライン授業になって親の負担は増えます。

もう少し年齢が上なら勝手に課題をこなすと思いますが幼稚園や小学生だと、課題をきちんとやれてるかチェックしないといけないし、幼稚園児は課題の内容さえよく理解してなかったり、見落としたりするので、先生替わりにフォローしなきゃいけないんですよね。

 

 

先生、休めていいよな~

 

って思うかも…?

 

Miaの学校では休校となったときに「先生たちへの給料は支払われます」って連絡が来ていました。(多くの企業が職員解雇したり休職させて給料なしとかだったので)

 

 

給料もらって休めたらラッキーだよな~

 

 

なんて思っちゃうかも…?

 

でも先生たちは休んでるわけじゃなくてしっかり働いてくれてます。

 

私のわかる範囲内だと

 

  • 教師同士の定期的なZoomミーティング。
  • 毎日、毎週の課題を生徒の両親あてにメール。
  • 問い合わせがあれば通常の時間内(8時~3時まで)に返信。(実際は時間外も対応してる)
  • 本来なら学校で行われるはずだったイベントをできる範囲で実行。
  • 生徒の課題を毎日チェック。
  • 定期的なZoomクラス

 

これだけありますが、たぶん私が知らないところでもっと仕事があるんだろうな~と思います。

 

 

学校に通うのと、オンライン授業とどっちが大変なのか、どっちも同じなのか私は先生じゃないからわからないですが、たぶんオンラインのが楽よ~って思ってる先生はいないんじゃないかなと思ってます。(だって親から常にメールきてたとしたら返信するだけでも大変ですよね~^^;)

 

 

オンライン授業の始めの頃は、先生も戸惑っていたようですが(Miaの先生は、自分自身にも小さな子供がいるので子育てしながらのお仕事…)

 

 

慣れてきたころには、自宅から先生たちそれぞれが撮った写真や動画メッセージをまとめて生徒にシェアしてくれたり、あたたかいメッセージをくれたりなど、授業以外の心のケアもしてくれています。

 

先生と生徒のコミュニケーション

先生たちからの愛情こもった動画メッセージの他に、オンライン授業期間に先生と生徒が取っているコミュニケーションを紹介したいと思います。

 

 

  1. 前述したオンライン上に提出した課題の添削
  2. ZOOMクラス

 

 

1.課題の添削

授業はグーグルクラスルームを使ったり、アプリを使ったりしています。そこに提出する課題を先生がチェックしているんですが、アプリには先生からのコメントが毎日入ってきます。(しかも課題全てに!)
先生は生徒がアップロードする課題(毎日2~3個)を全部チェックしてコメントを残してくれるんです。(こりゃ大変!)
ただ、このコメントがあるために子供のやる気も上がるんですね。先生とつながっている感じがあります。

2.Zoomクラス

先生が4月から始めてくれたZoomによるクラス全体の授業。これはできる家庭だけ参加でOKなんですが、見た感じ半分以上は参加してるようです。

 

始めは「show and tell」のように、自分が気に入っているものについて生徒が説明する、という授業内容でしたが、最近は先生と一緒にお絵かきをしたりしてます。

 

この時にクラスメイトの姿を見れたりするので、クラスのみんなともつながってる感じになってますね~。

 

まとめ
アメリカはオンライン授業の歴史が67年あるので、通常は行わない公立小学校でのオンライン授業でも、すごいスピードで切り替えできたのかなと思います。
周りの協力も素早く規模も大きくて、そういったボランティアなどにも支えられている気もします。
いつまで休校になるかわからない、逆にいつまで休校になっても教育面で遅れを取らないように、通常の教科の再現をしてくれているところ、コミュニケーションも毎日とってくれたりしてくれているのもとても助かっています。
ZOOMミーティングもこんな小さなころから始めていたら将来もオンラインでの仕事や活動が抵抗ないだろうな~なんて思います。(私なんて1年前に始めたばかり…)
ネット環境のない家庭、パソコンのない家庭へのフォローも凄いなと思いました。
今回のことがなければ、アメリカのオンラインラーニングの実態を知ることは(とくにこんな小さな子供たちへの)なかったと思います。
今の時代は、オンラインでの作業は欠かせないな、と改めて感じました。

コメント

Copied title and URL