先日、Miaの体にじんましんが出て全身に広がってしまったので、病院に行き、アレルギー検査をすることになりました。
食物アレルギーは赤ちゃんの頃からあったんですが、ミルクや卵白など、当時あったアレルギーは今はなくなりました。
2~3歳くらいになるとアレルギーの反応も変わるとのことなので、3~4歳くらいにアレルギー検査をすると、今度はくるみアレルギーがあることが判明。
くるみは食べさせたことがないので、実際にどんな反応が出るのかはわからないんですが、検査した中では一番危険だというので、これまで一番気を付けてきた食品でした。
ところが、今回6歳でアレルギー検査を行うと、くるみにも反応なし…!Σ(゚Д゚)。そこでこのアレルギー検査についてその方法や結果などを備忘録としても残しておこうと思います。
アレルギー検査の準備
今回アレルギー検査に至ったのは、Miaが赤ちゃんの頃から食物アレルギーがあったこと、そのアレルギー源が成長するにつれて変わってきたこと、今回じんましんが出て、去年も突然出て原因がわからなかったことなどが原因でした。
かかりつけの病院で、ドクターがアレルギー専門のドクターだったこともあり、『テストしてみては?』と勧められてすることになりました。
アポをとってから、アレルギー検査までの間、注意することは以下のことでした。
準備すること
- ビタミン剤を飲まない
- 薬を飲まない(飲んでも良いものもある)
- 緑茶は飲まない
- チャコール(炭)製品を使わない
これらはアレルギー反応をブロックしてしまうため正しく反応がでないそうです。そのため検査日までの5日間は上記のものは取らないように、と言われました。(緑茶やチャコールは1回目の検査がうまくいかなかったときに言われたんですが…)
検査結果次第で勧められた免疫療法
Miaは食物アレルギーがあるので、エピペンを処方してもらってます。エピペンはアナフィラキシー症状が出た時に使う注射ですが、幸いそこまで反応するほどのひどいアレルギーは出たことがありません。
でもエピペンを毎年購入しているので(1年で期限が切れるため)もし今回food allergyがあった場合はそちらの専門家と相談して免疫療法『allergen immunotherapy』をやりましょう、と勧められました。
allergen immunotherapy(Allergy shot)はMiaの保険だと全額無料でできる!とのこと。
☆Allergen Immunotherapyとは☆
アレルギーを引き起こす原因となるアレルゲンの精製されたものが少量含まれているアレルギーの注射を打つことで、免疫システムがアレルゲンに対する免疫を作ります。
始めの3~6か月の間に少しずつ量を増やしていくため安全に免疫構築できます。(kidshealth.org)
約3~5年ほど注射をするようですが、免疫がうまく構築されて行けば注射の回数も減っていき、アレルギー症状も緩和されて行くとのこと。
そうすれば、アナフィラキシーのような急に危篤状態に陥るような症状が出る心配がほぼなくなり、常に食品成分を確認してビクビクすることもなくなる…
ということで、専門の先生の勧めに『ぜひお願いします!』と返事しました。
検査方法
いつものように身長体重測定・内科検診をしたあと、上半身の服を脱いでうつぶせに寝ます。
アレルギー専門医が背中にそれぞれのアレルギー源カテゴリー別にアルファベットなどの印をつけます。
そのあと、アレルゲンの入ったプラスチックの容器を背中に当ててアレルゲンを1滴落としていきます。
こんな感じで⇩
今回は約50種類のアレルゲンをテストしました。
カテゴリーは
- 木や草
- ペット
- 食品
- ダニやカビ
主にこの地域で多い花粉や、犬、猫、乳製品やナッツ類という感じで代表的なアレルゲンを調べました。
といってもアレルギーを引き起こす可能性のあるものは他にもあるので、この結果が全てではないんですが…。
15分ほどそのままの状態で横になり反応をみます。
そして、先生から再度
『薬、ビタミン剤、緑茶、炭製品などここ1週間で使った?』と確認されましたが、やっぱり使ってないので原因不明。
『日を改めてまたやってみる?それとも食物アレルギーが気になるなら食物アレルギーの専門医を紹介するからそっちでテストしてもいいと思うし、任せるわ』
といわれたため、日を改めてテストすることに。1週間後に再アポとって再テスト。
今回はテストはうまくいったんですが…
という結果に…。
専門医から
『そもそも何でアレルギーテスト受けようと思ったの?』
とまさかの質問を受けるほど全く反応ありませんでした。。。
いやぁ、あなたの働くこの小児科で勧められたからなんですけど…。
と言うと『あぁ、そうか…』と。
数年前(3~4歳くらい)にアレルギーテストしたときに判明した『危険度高いクルミアレルギー』でさえ、今回全く反応なく。。
ということで、今回の検査ではまったく反応がなくすべて陰性となりました。
ただし、もちろん調べてない物質でアレルギー反応がある可能性があるので完全には安心できず、ですが。
Miaの反応
『注射じゃなくて、背中にアレルゲンを乗せるだけだから全然痛くないよ』とナースたちから何度も言われていたにも関わらず、アレルギーテストにビビっていたMia。
痛くない、というのが信じられないようで、ずっと心配しているので、前日に背中にデコピンみたいに指ではじいたりつねったりして練習。笑
かなり強めにつねって準備しました。(;´Д`)
『痛いと思うから痛く思えるんだよ。テストの間は違うこと考えたり、頭の中で歌ってたりすればいいんだよ』
といってだいぶ気が楽になったようですが、、
当日
『怖い怖い怖い!!』
と直前にパニックになってしまいました。(-_-メ)
2~3分ビビり続けて先生を困らせたあと、『Do you want a popsicle?』と言われてアイス棒もらってやっと落ち着いたMia。
『痛い?痛い?』
と何度も聞きながら、個室で流れるディズニー映画を観て気を紛らわせてテスト開始。
この時隣の部屋から男の子の絶叫が。
『やめろー!!!やめろー!!!なにすんだ!やめろーーーーー!!!!!ギャー!!』
この声に思わず吹き出した私たち。
先生は大変だなぁと思いました。うちはアレルギーテストだけでこんなにビビッてるし。(-“-)
このプラスチックの道具の先は丸くて穴が開いてるだけと思ったら、4つとげのようなものが出ている形。これがチクチクする(といっても大したことないけど)みたいで背中をムズムズ動かしてました。
そして2回目も、もう経験してるのに『怖い怖い!痛くない?』とビビるMia。
どんだけビビりやねん!
でも今回は『Are you gonna give me a popsicle?(アイス棒くれる?)』
と自分から聞いてたのでこれが狙いだったのかも。( ;∀;)
実費で70ドル近く払ってるので、こっちはアイス箱ごともらいたいくらいですけど笑。
かかった費用
医者の診察代の実費は毎回28ドル。そして保険で賄われなかった差額の41ドルものちに請求されました。
じんましんの時は実費28ドル、その後52ドルの差額分請求を受けました。
この時は薬の処方もないし、お医者さんに行った段階ではじんましんは消えてたので、特に診断もなし。アレルギーテストを勧められただけ、ということなので、

アメリカの医療費ってホント高い。(特に子供の医療費は日本と比べちゃうからかそう思います)
医療費のことを考えると、日本に帰りたいなぁ~って思っちゃいますね。(=_=)
ということで、今回のアレルギーテストの結果、allergy immunotherapyをすることはなくなりました。
EpiPenの費用
アレルギーの注射エピペンの費用は異常に高くて、現金で支払うとディスカウントなければ700ドルほどもします。
日本でも1本1万2000円~1万5000円程度と高額だったのが保険適用で費用がかなり低減されたとのこと。
毎年買い替えないといけないから、大事とわかっていても買うのに勇気がいるんですよね。
Miaが通うアメリカの学校の場合は、子供にアレルギーがある場合はエピペンやbenadrylを学校に預けます。もしもアナフィラキシー症状が出た場合にナースがエピペンを打つんですが(許可証にサインしてます)学校に常備しておく分と自宅分がいるので、最低でも2本は必要なんですよね。
日本で1万5000円でも高いのに、アメリカでは700ドル(7万円以上!)なんていったら2本も買えないですよねぇ。(;´∀`)
さすがにこの金額で購入する人はいないと思いますが、こんなに高いのはライバルがほとんどいないためだそうですね。
Miaの場合は保険のおかげで去年まで2本で実費25ドル。
それが、今回は2本で13ドルという驚きの安さで購入できました。
ちなみにエピペンって暑い場所において置いたらダメなんですよね。なので、常に常備して出かけている人の場合は車の中に置き忘れたとかありえるので、保管も適切にしないといけないのが大変なところ。
のぞき窓から見える中の薬の色が変わったら(透明→ダークな色)換えないと効果がないそう。
とにかく命を助ける大事な薬なので、ケチってはいけないし、保管もちゃんとしないといけないし買い替えも忘れないようにしないといけないのでアレルギーは本当に悩まされますね。
今回は結果が全て陰性だったので良かったですが、じんましんは相変わらず原因が謎のままなのでこれからもやっぱり気をつけないといけないよなぁ~という毎日になりそうです。
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